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ルート選択について

お客様を最短距離でお送りする事、これはタクシードライバーにとっての宿命なのかも知れません。

もう誰もがご存知かと思いますが、基本、タクシーという乗り物は目的地にたどり着くのに、最短ルートを選択の上、走る事をお客様より要望されます。

その選択を誤ってしまうと遠回りとなり、料金が高くなってお客様とのトラブルの原因になる事もしばしばあります。

ですからタクシードライバーにとって地理の勉強は一生切っても切れないものなのです。

私の場合、この仕事を始めて約2年半が経ちましたが最初のうちはそれはもう、痛い目にあいまくりの日々が続きましたよ。

「いつも通る道と違う!!」とか「いつもより料金が高い!!」等、お客様より、それはもう色んなクレームをつけられました。

その度に自信が無くなりかけた時もありましたが、「これから絶対、見返したる!!」という、持ち前の(?)ナニクソ根性が私を支えてくれました。

お蔭様で、今では随分地理も詳しくなってきました。
お客様より行き先を告げられても、パッ!!とルートが頭にひらめく様になりましたね。
これからもドンドン勉強して、もっともっと地理に詳しくなれる様頑張りますよ。

今回の記事は、そんな現在の私が感じるものです。

昨日の勤務の事です。
何度か利用してくれている男性客が再び乗車して来ました。

このお客様、表現的には悪い書き方になりますが、「セコイ」人です。
要するに、出来るものなら金をかけず安く乗り終えたいという人で、とにかく道の選択に細かい。

このお客様の目的地にたどり着くには複数のルートがあります。
この方面は基本、路線バスが走る広くて安全な道を選択するのですが、この人はイレギュラーで、狭くて一部崖のある危険な道を走る事をいつも要望してきます。その道の方が若干、距離が短くなる(すなわち料金が1~2メーター程安くなる)という理由からです。

こんなセコイ客、出来れば乗って欲しくない、サッサと降りてもらいたいのが正直な本音です。
私は昨日乗車の際に「いつものルートでよろしいんですよね?」と事前に尋ねました。すると、

客:「この方面行く人、このルートで行かへんの?」

私:「基本、バスが走るルートで行ってくれてますよ。」

客:「あ、そう。オレがおかしいルート言うてんのんかなぁ?」

私:口には出さず内心で「アンタ、別ルートがあるの知ってるクセに、自分がセコイだけやろが!!」


そんなちょっとした会話を交わした後、私なりに上手に言ってやりました。

「目的地までは確かに距離的にはこの道が近いですよ。しかしこの道は崖のある危険な部分があり、会社からも安全面を考えてなるべく走行しない様、指示されてるんです。でもどうしてもというお客様の要望があれば走らせてもらいますよ。その際は細心の注意を払いましてね・・・」

私はお客様にまさかの事があってはならない、タクシードライバーというものは人命を預かる大変な仕事をしているのだということを、以前からこの人にはどうしても伝えたかった気持ちがありました。だから今回は良いチャンスでした。

タクシードライバーになった際、当初は会社からもうるさい位最短ルートを走る様に言われましたが、ある程度仕事にも慣れてきて多少の判断も出来るようになった今、今回の様なものは特例ですね。

お客様をお送りするのには、何も最短距離が全てではないという事を今回はお伝えしたかっただけです。
たかが1メーター、2メーター(?)をケチられて、事故にでもなったらたまりません。危険な目にあうのはゴメンですよ。


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